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退職代行あれこれ

退職代行は看護師でも利用できる?看護師でも即日退職可能!

この記事では、退職代行は看護師でも利用できるのか、また、退職代行を利用すれば、看護師でも即日退職できるのかについて解説しています。

まず、結論から言いますと、退職代行は看護師でも利用できますし、退職代行を利用すれば、看護師でも即日退職が可能です。

看護師は人の命を預かる大切な仕事です。

そのためか仕事がキツくて辞めたくても辞められないでいる看護師が多いように思えます。

つまり、看護師のようにキツイ職場環境にいて辞められない人にこそ退職代行のようなサービスが必要なのです。

それでは、退職代行は看護師でも利用できるのか、また、退職代行を利用すれば、看護師でも即日退職できるのかについて解説していきましょう。

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看護師が退職代行は利用できないのではと考える理由は?

冒頭と重複しますが、退職代行は看護師でも使えるのかという疑問や悩みを持っている看護師が多いようです。

これも繰り返しになりますが、退職代行は看護師でも問題なく使えます。

では、なぜ、退職代行が看護師でも使えるのかどうかを疑問視するのでしょうか?

おそらく、

  • 看護師が働くのは一般企業ではなく医療機関である
  • 看護師は病院奨学金制度を利用している場合がある

この2点があるため、退職自体が難しく、ましてや退職代行を利用するのは余計に無理と考えるのが原因と思われます。

そこで、この2点について解説していこうと思います。

看護師が働くのが一般企業ではなく医療機関だと退職代行を使えないのか?

看護師は一般企業ではなく医療機関で働いているので退職代行を使えない?

このようなことを考えている看護師が多いようです。

ですが、これは全くの誤解で、看護師が働いているのが医療機関であろうと退職代行は使えます。

これは、なぜかというよりも、単純に辞めること自体の自由が法律で定められているからです。

民法627条には「退職の申し出をしてから2週間経過後に退職できる」と明示されていて、これは一般企業だけでなく医療機関にも認められているのです。

つまり、辞めることの自由が定められているのであれば、その方法にも制限はありません。

もしかしたら、辞めることができるのは知っていても、退職代行は使えないのではと思っているのかもしれませんが、看護師でも問題なく退職代行を使えます。

あるいは、看護師の方で「辞めたいけど上司に伝えづらい」などといった悩みを抱えているのであれば、逆に退職代行を利用するとスムーズに、しかも即日退職が可能になってきます。

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看護師が病院奨学金制度を利用していると退職代行は使えないのか?

看護師が退職代行を使えないのではと悩む理由としては、前述した単なる誤解よりも、むしろシビアなのが、看護師が使う病院奨学金制度の問題です

最初に結論から言っておきますが、もし、病院奨学金制度を使っている看護師であっても、退職代行は使えます

安心してください。

まず、看護師は、退職代行の利用云々の問題よりも病院奨学金制度を使っているため辞められないのではと考えるようです。

辞められないのであれば退職代行利用以前の問題と考えるわけです。

では、なぜ、病院奨学金制度を使っていると辞められないのか。

それは、看護師と一般企業のサラリーマンの違うところで病院奨学金制度にともなう「お礼奉公」があるからでしょう。

病院が奨学金を負担するかわりに、看護師資格を取得したらその病院で勤務することを看護学生時代の看護師と約束する「お礼奉公」の約束があるため、看護師は退職できないと誤解しており、ましてや、退職代行を使うことなどできないと思っているわけです

ですが、病院奨学金制度を使っていても辞めることはできますし、もし、辞めにくいというのであれば、それこそ退職代行のサービスを利用する価値があるといえます

では、看護師がこの病院奨学金制度を使っているとなぜ退職できない、退職代行を使えないと誤解しているのか。

次項で詳しく解説していきましょう。

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看護師が病院奨学金制度を使うと辞められない、退職代行を使えないと思っている理由は?

看護師が病院奨学金制度を使った場合、看護学生時代に病院と交わすいくつかの約束。

例えば、

  • 看護師資格を取得したあと、その病院で決められた年数働くこと
  • 期間内に退職する場合は奨学金をすぐに返還すること
  • 期間内に退職する場合は違約金を支払うこと
  • 約束の期間働いたら、奨学金の返済は不要になること

こういったものです。

もともとの病院奨学金制度は、将来、看護師・保健師・助産師を目指して勉強する学生を対象に、就学期間中の一部をグループが負担援助する制度のこと。

そして、資格取得後、 奨学金を借りていた同じ期間、グループ病院に勤務すると、全額返済が免除されるというものです。

ただし、様々な法律的観点から見て、この制度の内容に義務性はないのです

そこで、改めて上記のような約束をさせられ、この約束のために辞められずにいる看護師も多いのも確かなのです

そこで、これらの理由に関して、詳しく解説していこうと思います。

看護師は資格取得後一定期間を奨学金負担援助してくれた病院で働かなければならない?

看護師は、病院奨学金制度を使うと、その奨学金負担援助してくれた病院で一定期間働かなければならない、いわゆる「お礼奉公」をしなければならないことになっています

そして、その一定期間を働くと負担援助してもらっていた奨学金の返済が免除されることになっています。

その一定期間というのは、資格を取るために通っていた学校に奨学金を使って通っていた期間に相当しています。

例えば、以下のような形。

養成施設区分修学期間
看護大学4年
看護師養成学校(3年過程)3年
看護師養成学校(2年過程)2年

ただし、この「お礼奉公」の制度は、

  • 憲法第22条(職業選択の自由)
  • 労働基準法第1章第5条(強制労働の禁止)

に違反するとの指摘もあり、必ずしも守らなければいけないということではありません。

つまり、「お礼奉公」中でも辞めることは可能なのです。

以下の項で詳しく解説します。

看護師が約束の期間中に辞めることはできる?

先述したように、看護師が約束の期間中(お礼奉公」中)に辞めることは可能です。

まず、「日本国憲法」の第22条に

  • 公共の福祉に反しない限り、居住、移転および職業選択の自由を有する

と定められているとおり、すべての国民には職業を自分で決める権利があることが理由としてあげられます。

また、「民法」の第627条には、

  • 雇用期間に定めのない労働者は、いつでも解約を申し入れることができ、雇用契約は申し入れの2週間後に終了する

という規定もあります。

つまり、看護師は自由に退職の意思を申し出て、2週間後に辞めることができるのです。

ただし、本来であれば法律で定められているので優先されなければいけないものも、ケースによっては違ってくることもあることを承知しておいた方が良いかもしれません。

奨学金を借りる際に、奨学金を借りて免除してもらうための約束として交わしていることであり、好ましいとは言えないからです。

でも、退職する自由はありますし、それを引き止める権利はないことも事実なので、トラブルにならないように気をつけながら行動すべきです。

その際に、トラブルなく交渉をしてもらうのに、退職代行のサービスは有効になってくると言えます。

看護師が約束の期間中に辞めた場合、奨学金返済はどうなる?

病院奨学金制度を利用し、「お礼奉公」をする代わりに奨学金が免除される。

では、もし、「お礼奉公」を途中でやめ、看護師を辞めた場合は、奨学金を返済しなければならないのでは?

こういう疑問が残ります。

結論から言いますと、奨学金の返済を求められる可能性があります。

ですが、病院側が返済を求めることの是非についてはさまざまな議論があり、法律違反に値するケースもあります。

したがって、看護師が「お礼奉公」で途中で辞めた場合には奨学金を返済するという約束をらしていても「必ずしも奨学金を返済しなければならない」とは限りません。

ですが、病院との約束によっては返済が必要になることもあるので考慮しておいた方が良いかもしれません。

また、その場合の返済金額は、病院によって異なります。ただし、違約金を要求するされたり、損害賠償請求をされたりといったケースはまた違ってきます。

まず、労働基準法第14条では「労働契約は3年を超える期間について契約してはいけない」と定められており、3年以上の労働契約は無効になることがひとつ。

また労働基準法第16条では「労働契約の不履行について、違約金の定めや損害賠償額を予定する契約をしてはいけない」と明示されているので、もし退職時に違約金を求められても支払う必要がないということがひとつ。

これらのことから違約金を支払ったり、損害賠償請求をされることに対しては異議を唱えることができます。

ですが、中々個人では難しいところもあるでしょう。

そこで、有効なのが退職代行のサービスです。

退職代行を利用することで様々な交渉をしてもらうことも可能になってくるので、違約金を支払ったり、損害賠償請求をされることに対しても交渉してもらえます。

したがって、看護師が退職代行を使うことは大きなメリットがあるのです。

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看護師が退職代行を使った場合のメリットは?

看護師が退職代行を使うといくつかのメリットが生じます。

どんなものかというと…

  • 看護師の「お礼奉公」関係なく退職できる
  • 看護師でも即日退職が可能になる
  • 上司に会わずに退職できる
  • 有給休暇や残業代支払いの交渉をしてもらえる

こんなことがあげられます。

通常個人で自主退職するとなると難しいことが退職代行を使うことで可能になるのです。

ここでは、これらについて詳しく解説していきましょう。

看護師が退職代行を使うと「お礼奉公」関係なく退職できる

先ほどから解説していますが、看護師には病院奨学金制度があり、その「お礼奉公」の約束のせいで辞めにくい環境になっています。

法的には、その約束ごとは100%有効ではないのですが、中々、個人では辞めるのを切り出しにくいことろ。

そこで、退職代行を使うことで、看護師のそういった約束ごとを無効にしながら辞めることも可能になってきます。

例えば、約束ごとの中に、

  • 違約金の支払い
  • 損害賠償請求

などといったことも項目にあったりするのですが、これも退職代行に間に入ってもらうことで無効にしてもらうことも可能になってきます。

看護師も退職代行を使えば即日退職できる

いろいろな看護師独特な環境がありますが、退職代行を使えば、看護師でも即日退職できます。

先述しましたが、法的には退職の意思を示してから2週間で退職できるのです。

この2週間の期間を有給休暇などに当たるなどして退職日を調整することで、退職代行に退職伝達をしてもらったその日から出勤しなくて良くなります。

看護師でも退職代行を使うことで上司に会わずに辞められる

本来であれば、上司に退職の意思を伝えてから辞めるのですが、退職代行を使えば、上司に会わずに辞められます。

退職の伝達を退職代行が行ってくれるからです。

病院を辞めにくい、上司に直接の伝えるのがツライ、すでに辞めることの引き止めにあっているなど、これらを解消してくれるのが退職代行です。

看護師も退職代行を使うと有給休暇の消化、残業代支払いの交渉ができる

もしかしたら、

看護師の私に有給休暇なんてあるの?

こんな風に思っている人もいるかもしれません。

しかし、看護師にも有給休暇はしっかりとあります。

普通のサラリーマンと同じだけあります。

先ほどの即日退職にも関わってくるのですが、有給休暇を消化することで、退職日の調整をし、正式な退職日以前に出勤をやめ実質退職が可能になってくるのです。

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看護師が退職代行を使った場合のデメリットは?

看護師が退職代行を使うと、場合によってはデメリットが生じることがあります。

「看護師として再就職を考えている」場合です。

もし、勤めている病院が嫌で辞めたく、別の病院で看護師として再就職したいのであれば、下記のようなデメリットが生じることがあります。

  • 医療業界で退職代行を使ったと噂が広がる
  • 看護師としての再就職が難しくなる

もし、看護師自体を辞めたいというのであれば、上記のような心配はありません。

ただ、

  • 退職代行の費用がかかる
  • 退職代行選びを慎重に行わないと失敗する

こういった一般的なデメリットが生じることはあるでしょう。

では、これらのデメリットについて詳しく解説していきましょう。

医療業界で退職代行を使ったと噂が広がる

看護師の仕事自体が嫌になったのか。

あるいは、看護師は続けたいけど、勤めている病院が嫌なのか。

これによって大きな差が生まれます。

もしかしたら、退職代行を使ったことが業界内に広がるかもしれません。

医療業界は狭いもので横のつながりもあります。

そのため、退職代行を使ったことがマイナスイメージになることも覚悟して置く必要はあります。

看護師としての再就職が難しくなる

前項で述べたことがきっかけで、看護師としての再就職が難しくなることも考えられます。

例え履歴書に退職代行のことを書かなくとも、すでに知られている可能性があります。

それが理由で採用されない場合もあります。

もちろん100%ではありませんが、もし、看護師として再就職を望んでいるのであれば、退職だいこうの利用は慎重になった方がいいかもしれません。

退職代行の費用がかかる

退職代行を利用するには費用がかかります。それは、看護師であれ、どんな職業でも同じです。

退職代行には、運営元が3種類あります。

一般企業、労働組合法人、弁護士法人の3つです。

これらは、それぞれ料金形態が違います。

  • 一般企業:1万円~5万円
  • 労働組合法人:2万円~5万円
  • 弁護士法人:5万円~10万円

どの運営元を選ぶかは望んでいるサービスの内容と照らし合わせて選ぶ必要がありますが、費用はかかります。

ですが、辞めることができずに悩んでいるのなら、特に看護師のようなキツイ仕事を即日で辞められるのであれば、それ相応の対価ではあると思います。

デメリットと捉えるかは本人次第でしょう。

退職代行選びを慎重に行わないと失敗する

怖いのは退職代行選びに失敗することです。

特に、料金を安くて押さえようとして格安な退職代行を選ぶと失敗する可能性があります。

退職代行選びに失敗するということは、退職できずに終わることはもちろん、詐欺被害にあうことも考えられます。

ですから、退職代行選びには慎重になる必要があります。

特に看護師のような職種であると、病院との交渉ごとご発生する可能性が高いので、できれば、労働組合法人か弁護士法人が運営する退職代行が望ましいでしょう。

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まとめ

  • 看護師でも退職代行は利用できるか?
  • 即日退職できるのか?

これらについて解説してきました。

結論として、看護師でも退職代行は利用できるし、即日退職も可能です。

  • 看護師は一般企業ではなく医療機関だから難しいのでは?
  • 看護師は病院奨学金制度を利用してることが多いので難しいのでは?

このような疑問点もありましたが、これらについても払拭できたと思います。

看護師であっても、一般企業と同じ就労者であるので、例え病院奨学金制度といった独自のシステムを使っていても普通に辞められるし退職代行も使えます。

そして、看護師でも一般企業で働く人と同じように退職代行を使うことでのメリットも得られますので、安心して使ってもらえればと思います。

ただ、看護師特有のデメリットも生じるかもしれないので気にかけておきたいですね。

それと、ある程度交渉ごとも発生しやすいので、退職代行選びには気をつけたいです。

可能な限り、労働組合法人、弁護士法人運営の退職代行を選ぶのが懸命でしょう。

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