この記事では、保育士1年目でも退職しても大丈夫なのかということについて解説していきます。
結論から言いますと、保育士1年目だからといって退職したいのを我慢する必要はありません。
退職しても大丈夫です。
保育士になって1年目なのに退職したいと思っている人、多いかもしれません。
同時に、退職してしまって大丈夫なのかと思っている人も多いでしょう。
無理して職場に留まり続け、体や心を壊してしまうことの方が良くないですからね。
保育士1年目なのに退職したいと悩んでいる人に、退職しても大丈夫かどうか、もし退職できないのであればその方法はどうすれば良いのかなど認識してもらえればと思います。
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1年目の保育士でも退職して大丈夫?
結論から言いますと、保育士1年目であっても退職して大丈夫です。
根拠としては2つ。
- 保育士1年目の退職率の高さ
- 保育士全体の勤続年数の短さ
これが挙げられます。
それも全て仕事内容の過酷さからくるもので、これが改善されない限り、1年目のみならず、保育士の退職率を抑えていくのは難しいかもしれないですね。
以下に詳しく解説していきましょう。
保育士1年目の退職率
保育士1年目であっても退職しておかしくない理由には、保育士の退職率があります。
実は、1年目の新卒保育士の退職率は全体の25%にもなるんです。
つまり、1年目で退職する保育士は4人に1人という割合なんです。
自分が「1年目で退職しても大丈夫なんだろうか?」と悩んでいるときに、実は他の新卒保育士も悩んでいて4人に1人が退職していってるんです。
みんな同じような悩みを抱えていて、同じように退職していってるんです。
もし、1年目で退職しようと考えている自分がおかしいのではと思っているとしたら、それこそ大間違い。
全くおかしくないのです。
保育士全体の退職率は、10%に満たない数となっていて他の業種と比べてさほど高い数値ではありません。
しかし、新卒保育士の退職率となると、その率は一気に上がって25%になっている現状があります。
1年目で退職したいと思ってもおかしくないのです。
1年目に限らず保育士の勤続年数は短い
1年目に限らず保育士の勤続年数は他業種と比較しても短いのが現状です。
次の項目でも詳しく述べますが、保育士の退職理由としては次のようなっものが多く挙げられています。
- 職場の人間関係
- 給料が安い
- 仕事量が多い
- 労働時間が長い
労働時間の長さとしては、残業のみならず、自宅への持ち帰りの仕事が多かったりするのも保育士の過酷な仕事内容にみられる特徴です。
当初思い描いていた保育士という仕事の「理想と現実とのギャップ」が顕著になってきているわけです。
特に初年度は、どこの保育園でも見習い的な業務が多く現実を目の当たりにされている新卒保育士が多いのです。
こういったことから1年目の保育士が退職してく率が高くなっているのが現状で、言い方は良くないですが、保育士が1年目で退職していくのも当たり前なのかなと思わざるを得ない状況になっているのです。
しかも、新卒保育士だけではなく、キャリアを重ねていっている保育士でさえも勤続年数は短い傾向にあるのですから。
ですから、もし、「1年目で退職しても大丈夫なのか?」と思っている新卒保育士の方がいらっしゃるのであれば、負い目を感じる必要は全くないといえます。
むしろ、それによって体や心を壊してしまうことの方が良くないです。
1年目であっても退職したい気持ちに嘘をつくのはやめにしましょう。
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1年目の保育士が退職したくなる理由は?
子供のころから憧れていた保育士という仕事にようやく就けたのに「1年目でもう退職したい…」と悩んでいる人、多いと思います。
憧れだけでは済まない仕事の辛さ、不安な毎日。
もしかしたら「自分は保育士の適正ではないの?」と思い込んでしまったり。
保育士になって1年目で退職したいと思わせてしまう悩みってどんなものなのでしょうか?
詳しく紹介しながら、その理由について解説していきます。
1年目の保育士が退職したくなる理由①|覚えることが多すぎる
保育士の仕事は、とにかく覚えることが多すぎるので、それが1年目にして保育士が園を退職したくなる大きな理由です。
保育士の仕事は、子どもたちの生活全般のお世話をし、基本的な生活習慣を身につけさせることが主な役割です。
例えば、
- 子どもの身の回りの世話 - 食事、排せつ、着替えなどの世話
- 生活習慣の形成 - 年齢に合わせて、生活習慣を身につけさせる
- 成長のサポート - 集団生活のルールや仲間との接し方などを教える
- 保護者への対応 - 子どもの状況を伝えたり、育児の相談に乗る
など。
本当にたくさんやることがあります。
で、これ以外にも、保育日誌の記録や、他機関との連携など、様々な業務をこなす必要があります。
特に1年目の保育士になりたての人にとっては、これらの業務を全て覚えるのは大変な作業ですよね。園児や保護者の顔と名前、行事の内容や運営、書類の種類や書き方、掃除や消毒の仕方など、多くのことを短期間で習得しなければなりません。
規模の大きい園であれば、1年目は補助的な役割から始められ、徐々に業務を覚えていくことができます。でも、小規模な園だと1年目 の保育士であってもクラス担任や様々な業務の担当を任されることもあり、1年目の保育士にとってはかなりのプレッシャーになってとても辛いです。
とにかく、保育士の仕事は多岐にわたり、1年目の保育士にとっては毎日が辛く、1年目にして退職したくなるのも無理がないかもしれません。
1年目の保育士が退職したくなる理由②|保護者と上手く関われない
保護者と上手く関われない、対応が難しいというのも1年目の保育士が退職したくなる理由の一つです。
保育士の仕事は、子どもの命を預かる大変な責任を伴います。ですので、保護者の中には、1年目の若い保育士を温かい目で見てくれる人もいますが、大切な子どもを預けるのに不安を感じ、厳しい目で見てしまう人もいます。
ベテランと1年目の新人保育士への対応の差が激しいこともあります。
ベテランの保育士には何も言ってこないのに、1年目の保育士にはやたらと厳しくクレームを言ってきたり。これは、新人保育士の経験不足に対する不安感から来るものと考えられますが、1年目の保育士にとってはかなりキツイものがあります。退職したくなる程なわけですから相当ですよね。
こういう厳しい対応を受けると、1年目で保育に自信が持てないでいるのに、さらに自信をなくしてしまい、くじけそうになってしまいますね。保育士としての経験が浅い1年目の保育士にとっては、大きなプレッシャーとなります。
本来の子どものお世話をすることが第一なのに、保護者への対応が退職したくなる理由になってしまうというのも本末転倒のようにも思えますし、1年目の保育士にとっては、理想としていた保育士という仕事が怖くなってきてしまうのも無理がありません。
1年目の保育士が退職したくなる理由③|人間関係が上手くいかない
人間関係、特に、先輩保育士との関係が上手くいかないのは、1年目保育士にとっては退職の大きな理由です。
先輩保育士から厳しく指導されることは当然のことながらあります。先輩は、保育士としての成長を望む気持ちから、厳しく指導しているのでしょう。
ただ、1年目の保育士からすると、それが厳しく感じられ先輩保育士との関係を上手く築いていけないことも多々あり、それが理由で退職をしたいと感じてしまう人が多いです。
また、1年目保育士だけでなく先輩保育士も毎日の業務に追われ、余裕がない状況にあるため、つい厳しく当たってしまうこともあるかもしれません。保育士の仕事は非常に忙しく、ストレスも高いのでお互いが人間関係を築けずにいるのかもしれないですね。
それと、小規模の園だと、1年目の保育士が自分1人で、相談できる同期がいないということもあります。そうなると、職員の人数が少ないので、人間関係が上手くいかないと職場の中に逃げ場がなく、非常に辛い状況に陥ってしまい、それが理由でついつい退職願望が生まれてしまうこともあります。
1年目の保育士が退職したくなる理由④|給料が安い
保育士の給料は安いです。その仕事量の多さと給料の安さにギャップを感じ、それを理由に退職を希望している1年目の保育士は多いです。
保育士の平均年収は350万円程度と低く、過酷な労働環境に見合った待遇とは言えません。平均ですから、1年目の保育士の給料はさらに安いことが想像できます。子どもの命を預かる重要な仕事にもかかわらず、保育士の給与は不当に低いと指摘されてはいますが、改善されていないのが現状です。
忙しく大変な仕事であっても、適切な給与が得られればモチベーションを保って働くことができます。でも、忙しいのに給料が低ければ、逆にモチベーションが下がってしまうのは無理もないことです。
それが1年目保育士であれば、やはり描いていた理想とのギャップに退職願望が生まれる理由になってもおかしくはありません。
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1年目の保育士が退職したいのに退職できないのは?
仕事の多さに見合わない給料の安さ、人間関係のトラブルなど様々な理由で1年目にして退職していく人が多い保育士という仕事。
でも、
「退職できるだけいいんじゃない?」
「私なんか退職したくても退職できないのに!」
こんな風に思ってる方も多いかもしれません。
実際に退職したくても退職できないで悩んでいる1年目保育士の人は少なからずいます。
では、なぜ退職したくても退職できないのでしょうか?
大まかに以下のようなことが挙げられます。
- 保育士不足などで強引な引き止めにあっている
- 上司が怖くて辞められない
- 保育士の性格の特性として責任感の強い人が多い
こんな感じのことです。
実際のところどうなのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
保育士不足などで強引な引き止めにあっている
退職を希望する保育士は、大抵上司からの引き止めを受けます。
その大きな理由が保育士の人手不足です。
では、なぜ保育士は人手不足になるのでしょうか?
- 給料が低い
- 業務量が多い
- 就業時間が不規則になりやすい
- 人間関係の難しさを感じやすい
- 責任が重い
すでに取り上げている問題ですよね。
結局は、これらが原因で保育士が退職していき「負のスパイラル」となっているのが現状です。
そんなことから上司や保育園としては、例え1年目のまだ1人前ではない保育士といえども、退職してほしくないので、強引に引き止めようとするのです。
でも、引き止めたからといって、労働条件が改善されるわけではないですから、保育士としては退職したくて仕方がないわけです。
にもかかわらず、強引な引き止めに合うと自分の意思とは裏腹に退職ができないのが現状なのです。
上司が怖くて辞められない
「上司が怖くて退職できない」というのは、「引き止め」にも通ずる点はありますね。
強引な引き止めをしてくるのは怖い上司であり、その上司に対して退職の意思を伝えるのは中々辛いものがあります。
普段からあまり親しみを持っていない上司に対しては委縮してしまって、退職の意思を伝えられないのは仕方がないです。特に1年目となればなおさらですね。
上司の態度や言動に対して、どのように対処すれば良いのかがわからなくなってしまいますよね。
もし、そこに上司からのパワハラなどがあったとしたら余計に退職しずらくなりまよね。
保育士の性格の特性として責任感の強い人が多い
上記2つは、退職できないのが外的要因なわけですが、保育士の場合、内的要因によることも多いようです。
つまり保育士自身の性格の特性によるものです。
保育士というのは、元来責任感の強い人が多く、性格的にも優しい人が多いので、様々な辞めたい理由を抱えていても、それの意思表示ができないのです。
- 他の保育士に迷惑はかけられないし、自分が我慢すれば良いのでは?
- あまりの人手不足なので言い出せない
- 仕事は辛くても子供は大好きだし、保護者に言い訳できない
こんなことが性格上頭から離れず、辞めることができないでいることが多いのです。
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保育士1年目でも退職できる方法は?
保育士1年目であっても、ベテランであっても退職する方法はあります。
法律から考えても退職できないわけがありません。
その方法について解説していきましょう。
退職するタイミングを見極める
これは、保育士1年目であってもそうでなくても言えることですが、「退職するタイミングを見極める」ことでスムーズに退職できる場合があります。
そのタイミングとは、「年度末」です。
想像してみましょう。
年度末ではなく年の途中で退職するとなったら、
- 保育士自体が人手不足なのに後任はどうする?
という大きな問題が発生するわけです。
でも、これが年度末であれば、
- 4月からは新しい保育士が入ってくる
- 園児も入れ替わる
- 保護者からのクレームもない
などといった理由からも、辞められても大丈夫なタイミングなのです。
ただし、年度末まで待たなければいけません。
辛くて仕方なくても、あと数ヶ月耐えなければいけません。
それでも辞められるというのなら我慢できるという人は、このタイミングは退職のねらい目です。
しかし、すでに心も身体もボロボロで耐えることができない。
それであれば別の方法を考える必要があります。
退職代行を利用する
もし、心も身体もボロボロで年度末まで待っていられない。今すぐにでも退職したい。
そう考えるのなら、方法は一択かもしれません。
思い切って退職代行を使ってしまいましょう。
退職代行を利用すれば、
- 年度末まで待つ必要もない
- 保育園からの引き止めを気にする必要もない
- 上司を気にする必要もない
- 子供の親からのクレームに合うこともない
最終手段ではありますが、確実に今すぐ辞めたいのであれば退職代行を利用するのも一つの手段です。
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